高麗人参とは

高麗人参の生薬としての評価は高く、その歴史は極めて長いものです。ある時代には不老長寿、強壮、強精、起死回生の霊薬とされていましたし、薬用価値が高いという理由から乱獲され絶滅に瀕した時代もあったほどです。
高麗人参は五加木(ウコギ)科の多年草で、北緯40〜48度の極東シベリアや、緯43〜47度にある長白山脈を中心とした中国東北部や北緯34〜43度の韓半島内の山の中が原産です。現在では韓国産と中国産の高麗人参が世界の70〜80%の生産量をほこり、日本国内では長野県上田佐久地方で約70%、福島県会津若松地方で約20%、島根県八束町で8%が高麗人参の生産地として有名です。収穫されたほとんどの高麗人参は、紅参(蒸気などで蒸してから乾燥させたもの)に加工され輸出されています。
また高麗人参の自生品の分布はごく希にしかしておらず、オタネニンジンの根を起源とする生薬で、薬用資源の部類としては極めて少ないものだそうです。

高麗人参の効能

高麗人参のように生薬として珍重されているものには、今話題のアミノ酸を大量に含むものが多いと言われています。高麗人参には大量のアルギニンと呼ばれるアミノ酸が含まれています。生薬の効果とアミノ酸との関係は完全に解明されていませんが、生薬としての高麗人参に含まれるアルギニンが、男性精力増強と肝臓機能の活性化に効果を発揮している、ということも考えられています。
また、高麗人参には多くのカルシウムとマグネシウムが多く含まれています。マグネシウムは骨に必要不可欠なミネラルで、肝臓、腎臓、骨格筋、心筋、目などにも使われています。マグネシウムが欠乏すると、細胞の活力が鈍るばかりでなく、エネルギー代謝が衰えてしまい、膵臓の機能が低下し糖尿病になりやすくなると言われています。また、代謝の促進や細胞活動などに必要不可欠な成分としてカルシウムがあります。カルシウムが欠乏してしまうと、心臓、消化管、神経、腎臓などの機能障害が起こりやすくなります。人間に必要不可欠な栄養を大量に含む高麗人参が生薬と呼ばれている由縁が解ります。

高麗人参茶

高麗人参の加工法は様々ですが、高麗人参の栄養を手軽に摂取するには「高麗人参茶」がオススメです。高麗人参茶にはサポニンが多く含まれています。サポニンとは血液をきれいにし、サラサラにする成分です。血液の循環が良くなることで、肩こり、冷え性、貧血症、高血圧、低血圧の血圧調整、風邪ウイルス、更年期障害の緩和、コレステロール値低減にも効果的と言われています。その他にも高麗人参茶は、疲労回復、食欲増進、精力強壮、肝機能強化、虚弱体質改善、糖尿病予防、ストレスの緩和などの効能も期待でき、万病に効果があるとされ、古くから漢方の王者として珍重されてきたのが高麗人参茶なのです。
また、高麗人参のお茶と言っても、葉を煎じたお茶とは違い、高麗人参のエキスを抽出して顆粒状にしたものですので、飲み方はお湯で薄めて飲みます。また、レモンやハチミツを加えたり、コーヒー、 紅茶、ジュースなどと一緒に飲んでもかまいません。また高麗人参茶は化学薬品とは違い飲用による副作用が全くないので安心して頂くことができます。

Copyright © 2008 高麗人参の生薬としての効能