あがってしまうという社会不安を感じる人の認知、つまりものの見方を改善する訓練です。

加えて、あがり症の人は苦手な状況に置かれた時の自分の不自然な行動や消極的な考え方、身体反応などにも過剰に意識を集中させてしまうようです。例えば「店のレジで商品を購入する」とか「マンションの住人とエレベータ内で雑談を交わす」などの行動があります。しかし、ほとんどの場合、これらはあがり症の人が勝手に思い込んでいることに過ぎません。

あがり症の人は悩ませているものは、物自体ではなく、物事の考え方にあるのです。そのため、あがり症を克服するためには、物事の考え方を変えなくてはなりません。手が震えていることを気づかれたらどうしようとか、自分の考え方を見透かされたらどうしようなどと考えてしまうのです。認知療法ではこうした思い込みを改善して修正する目的で訓練していきます。他の人にとっては、ごく当たり前の行動であっても、あがり症の人達にとっては緊張してしまう行動であるようです。

あがり症の原因は、他人の評価を必要以上に恐れるところにあります。あがり症という社会不安を抱え込んでしまっている人は、こんな時でさえ他人に評価されていると感じてしまうのです。

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あがり症を克服する前に考えることが必要。

大勢の人を前にすると言葉が出てこずに上手に話せない、視線が気になって食事ができない、手が震えて字を書くことができない、という人もいることでしょう。家に閉じこもり、他人とのコミュニケーションを自ら絶ってしまうような人は、専門の医療機関に相談してあがり症を克服すべきでしょう。知らない人が沢山いる前で話をしなければならない状況や、好きな人が目の前にいるような状況では、どんな人でも緊張しドキドキしてしまうものなのです。こうなってしまうと悪循環で、人とコミュニケーションできないことが、さらにあがり症の症状を悪化させてしまうのです。

人前に出ると過剰に緊張して冷や汗が出てしまったり、顔が赤くなったりしてしまう人はあがり症です。人前であがってしまったり、顔が赤くなってしまったりすることは誰にでもあることです。そのようか環境が続けば、自分の世界に閉じこもるようになり、社会から隔絶してしまうのです。

健全な社会生活を営んでいくためには、人とのコミュニケーションが不可欠です。しかし、度を過ぎたあがり症で社会に適応できず、家に閉じこり会社や学校に行けない人もいるようです。このようなあがり症の人は、その症状を何とか克服したいと考えるものです。緊張してあがってしまうのを恐れて、おのずとそのような状況に自分を置くことを避けてしまうのです。あがり症があると、しだいに人と関わることを避けるようになってきます。それは自然な現象で異常ではなく、何も心配することはありません。

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